①健診で尿潜血を指摘された


現在、公的健診や各種人間ドックでは尿潜血反応が一般的に行われ、異常値が指摘されると「精密検査」が推奨されます。結論だけ述べますと、こうした「尿潜血異常」を指摘された方の8割は病的異常とは言えない物です。しかし、残り2割程の中には膀胱癌や尿路結石、あるいは腎炎等将来問題になる疾患の最初の症状である場合があります。そうした「問題になる疾患」を見逃さないために健診は行われます。当院では、先ず問診・診察・超音波での形態の確認を行い、尿検査・必要に応じて血液の検査を行います。更に状態に応じてレントゲン検査等を追加します。明らかな病的異常がなくても、尿潜血が持続している場合は、将来膀胱癌や結石を発症した場合に見逃される危険がありますので、定期的な尿検査をお勧めする場合があります。

②尿が目で見ても赤い


他に何の症状も無いのに、突然尿が赤く成る(無症候性肉眼的血尿と言います)場合、一番注意しなければならないのは膀胱腫瘍であり、膀胱腫瘍の殆どは悪性腫瘍です。また、腎臓の血管の奇形があってここから突然出血する場合もあります。何れにしましても、確実な診断と治療が急がれますので、早急な受診をお勧めします。
また、熱が出た場合や、排尿時痛や頻尿を伴う場合等は、結石や感染が背景にある場合も多く、これらも早急な受診が必要です。他に、激しい運動の後に突然血尿になる場合等、様々な疾患があります。先ずはキチンと原因の精査を行う事が必要です。

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